緊急時、光による救命を
南海トラフ巨大地震が確実視されてきている現在、最悪の事態を想定した避難誘導対策が最も重要となってきました。
特に冬、深夜の巨大地震が発生するケースでは、死者が最大32万人と推測されています。
北関スクリーンでは新たな取り組みとして蓄光商品を取り扱っております。南海トラフ地震への啓蒙が叫ばれる昨今従来の電力に頼らない災害時の救命措置としての蓄光商品をぜひご利用ください。
災害大国、日本。毎年のように豪雨や台風が起こり、中でも東日本大震災に代表される大型の地震は、私たちの記憶から消えることはありません。2018年だけでも、
など、私たちの生活を脅かす災害が立て続けにこの国を襲いました。
災害が起きた時、真っ先に避難行動を開始しなければなりません。しかし、停電の起こった夜間や視野の悪い中、私たちは安全な避難行動をとることができるでしょうか?
実際に平成30年9月に起きた北海道胆振東部地震では、北海道全域(295万戸)が停電。およそ8日間もの間復旧されることはありませんでした。
また、周辺の施設に馴染みのない旅先での罹災という危険もあります。平成30年7月豪雨(西日本豪雨)台風7号では、被害が甚大であった倉敷市の避難者数2,251人のうち255人は市外在住でした。
勝手のわからない土地で停電の中何を頼りに避難所までたどり着けば良いのでしょうか?
今後30年のうちに発生する可能性は80%とされる南海トラフ地震。トラフとは、静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く深さ約4,000メートルにも及ぶ海底のくぼみのことを指し、海側の岩盤が陸側の岩盤に沈み込み、その戻ろうとする反動でマグニチュード8前後の地震が100〜150年に一度起こるとされています。
大阪府の南海トラフ地震における資料によると、迅速避難ができなかった場合冬場の18時を想定した死者数は132,967人。この人数は、大阪府人口の1%を超え、大阪市人口の約5%にも上るとされています。
しかし、仮に迅速避難できた場合、死者数を7,882人まで引き下げることができると試算されています。
日本工業規格(JIS)によって定められたJIS Z 8703に規定する温度23±2℃、相対湿度50±5%の暗室に、当社製品を48時間以上外光を遮断した状態で保管し
JIS Z 8902に規定するキセノンランプを用い、紫外線強度(測定波長域360~480nm)400㎼/㎠で60分照射。
20分後、60分後、120分後、720分後のりん光輝度測定を行なった結果、720分後のりん光輝度は14mcd/㎡を記録。
(例)弊社製品における性能輝度試験(JIS Z9097に準拠)
競合他社製品は、蓄光顔料と透明プラスチック樹脂を混合した製品がほとんどです。
アクリル(PMMA)、塩ビ(PVC)、エポキシ(EP)、PETなどの製品を屋外で使用した場合、紫外線などの影響により黄変し、極端に蓄光能力が低下していきます。
蓄光製品は光吸収の上記特性上、紫外線劣化や黄変を防ぐ、UV(紫外線)カット剤やUV吸収剤等を使用すると蓄光機能が失われます。
したがって、一般的に販売されている蓄光式プラスチック製品は、屋外で使用した場合、黄変により蓄光機能が著しく低下します。
蓄光製品にとって、黄変は最大の大敵であり、外観は何ともないように思えますが、蓄光機能は1年以内で半減します。
蓄光製品の基本構造(反射層、蓄光層、トップコート層)が、紫外線透過率の高いシリコーンと強化ガラス板などによる積層構造であり、紫外線による劣化や黄変しにくい製品です。
10年以上の耐候性を持つ素材だけで構成しています。
屋外で長期間劣化しづらい蓄光機能を備えた当社蓄光サインは、従来の屋外蓄光製品の欠点を克服し、
夜間の誘導を目的として開発された、業界初の屋外専用蓄光式製品です。
設置場所や用途に合わせてよりお選びいただける3シリーズの商品がございます。ご不明な点はお気軽にご相談ください。